FireBird 1968


いままで何度お金に困って君を売り払おうと思ったことか


弟が僕に言った
「金ならオレが貸すから、FireBirdだけは売るな」


君は僕の青春そのものさ
あの頃の彼女は言ったね
「そんなのにお金を使うなら車を買って欲しい」
だけども僕はFireBirdに一目惚れしちゃったんだよ
僕はその出会いを運命だと思ったね


君に出会ってもう13年
最近は弦も張り替えてあげてない
ごめん


ねぇまたあの頃みたいに
ぞくぞくした音楽を一緒に作れるかなぁ?


君は僕そのものさ
ちょっと偏屈で
融通が利かなくて
そんなちょっと曲がった君が大好きだよ
素直じゃないと嫌いだなんて
僕は思ったことないな


もしも僕が死んだら
彼女に君を貰ってもらおうと思うんだ


彼女は受け取ってくれるかなぁ?