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言葉が溜まってる
もう言葉なんていらないのに
メロディーも符丁も何もいらないのに
コードを書いていると思うよ
これはポエトリーだ
規律があり、ストーリーがあり、それそのものとして自立している
そんなストーリーは誰からも与えられないでください
あなただけのものとして
誇ってもいい
隠してもいい
それが「自由」だ
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わたしはもはやわたしが誰なのかすら分からなくなってしまいました。
わたしは誰なんだ?ここは何処なんだ?今?今って?
もうなにも分からない。
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かたつむりの味のような
奇蹟の痕跡のような
無意味さ
それを手に僕は歩く
聖者のように
狂人の日記としてここに
解体された言語
解体された精神
形を成さない生き方と思想、もしくは思想と生き方
無意味さ
どこまでも
どこまでも歩いて行け
たとえ何処にも辿り着かないとしても
ここは何処でもなく
いまはいつでもない
気付くな
知るな
ただ触れる
そっと
もう俺には鼻がない
匂いや味はもう何処かに忘れてきてしまった
帰れない
その事はよくわかっている
ただ先へ
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いまの僕にとって「僕が誰なのか」なんて事はもうどうだって良いんです。
「僕がどうやって生きるか」それだけが課題なのです。
人間同士の関係をプロジェクトに昇華し偉大な塔を作ろうなんて、もうそんな事は。
今日を、明日を、明後日をどう生きるか。
そしてそれが永遠に続いていくだろうというプランは存在し得ない。
そこから僕はもう一度始めてみようと思います。
何かを得たい訳じゃない、ただ今は理解し日々を輝かそうと。
それだけなのです。
「大いなる物語」嗚呼憧れはしたけれども、その姿をこの目に見る事は恐らく不可能だ。
ただ目の前の景色と出来事を知覚し、何かじぶんに出来るワンワークを。
これは願いでも祈りでもない。
ただの日常の報告です。
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彼女たちは僕ら人間と全く違う
違う感性を持って生きる獣なのだ
だから美しい
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まぁ全部幻想な訳ですよ
それを引き受けてなんらかの神話をつくるしかない訳よ
いままでの資産は全く当てにならない訳
ある意味、嘘を嘘と分かってて言い続けるというかね
それ以外に慰めはないのだ、そしてそれを残念だねとも言ってあげれない訳だ
だけれども生きるしかないでしょう
それしか今はないのだね